8月21日(金) 晴れ  昆明  昆湖飯店・双人房

 朝6時半に起きるつもりだったけど、もう少しいいかと思って寝直して、7時に起床。朝食用に芝麻球を買って、東バスターミナルへ向かう。思ったより遠かったし、やっと辿り着いてみても『歩き方』に書いてあるような郵便局は見当たらない。結局、このターミナルの普通のバスに乗ることにした。
 久々の超ボロな大型バス。石林へは高速道路ができて2時間弱で行けるようになったっていうけれど、これだったら3時間かかってしまうかも。のんびり構えることにして、買ってきた芝麻球を食べながら、車内を過ごす。
 が、そんなこと以前に、バスが動かなくなった! 渋滞だ。パトカーが何台か前に行くところを見ると、事故? 暫くしてバスが動いてから通りがかって見てみると、やっぱり事故。フロントガラスが割れている車があった。あーあ、ホントにここのところ、マトモにいく乗り物に出会ってないよーな……。
 とにかく午前11時半頃、運ちゃんが「着いたよ」と教えてくれて、下車。でも……ここは確かに「石林」って町(村?)なんだけど、観光地としての石林は3kmも先だと書いてある。やっぱり観光用のバスで来ないとダメだったか……。
 と思ってたら、馬車が現れた。御者のおじいさんは待ってましたとばかりに声をかけてきた。確かに3kmは歩きたくない(体力よりも、時間のロスが……)。それに馬車に乗ること自体に興味があったから、値段を尋ねてみる。1元。安い! 乗せてもらうことに決めた。とてものどかな気分で楽しかった。これならツアーバスで直接行くより、ずっといい。それにこの馬車、別に観光用じゃなくて、本当に地元の人の足みたい。途中で普通に地元の人が乗ってきたから。
 石林に到着。以前に来たときほどサニ族の人たちがうるさくなくってホッとした。ほんのたまに声がかかったけど、無視してると、「ドーシテ、シャベラナイ」「オジョーサン、ダイジョーブ。ワタシタチ、サニゾク」とかって、日本語で言う。サニ族なのは分かってるし、いったい何が大丈夫だというのか……。

サニ族

 入場門から中も、公式のガイド制度ができたおかげだろう、勝手について来て勝手にガイドを始める人もいない。ゆっくり見学できて、助かる。しっかし、この公式のガイド嬢、一応サニ族の民族衣装を着てるんだけど、本来の衣装とはちょっと違う。形の基本は同じなんだけど、フリルとかキラキラのブレードでハデハデに飾られてて、生地も違う。ガイド用商売衣装丸出しで、ちょっと幻滅。
 ま、それはおいといて。石林はやっぱりすごい! 無数に林立する巨石の迷路。以前来たときより明るい印象を受けるのは、夏だからかな。蝶々も飛んでるし。
石林

 午後2時頃まで見学して、帰ることにした。そろそろツアー客が大量に押し寄せてくる時間だからだ。でも、昆明に戻るバスは3時からなので、サニ族のお土産露店を見て回ることにする。予想外にも、見ながら歩いているだけだったときは全く声をかけてこなかった。でも、一旦足を止めると、あとはすごかった。あたしは、「今度石林に行くことがあったら、民族衣装の帽子を買おう」と決めていて(以前に行ったときに、衣装自体は買っていたから)、それは買ったんだけど、なかなか離してくれない。「エプロン、スキデスカ?」「カバン、スキデスカ?」などなど、あらゆる商品を勧めてくる。確かに彼女たちの手刺繍製品はホントにキレイだし、いろいろ欲しいのは山々だけどね。こっちにも、予算というものがある。理恵ちゃんが大量に買い込んだ後、頑張って振り切った。
 帰りのバスは、あっさりと見つかった。今度はキレイなミニバス。このバスは途中なぜかアヒルの丸焼き屋さんに寄っただけで、スムーズに進んだ。
 戻った後すぐに、列車の切符を受け取りに行く。すると……なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!? 明日の夕方5時においで、だってぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!? 「明日の列車やで!?」と言うと、「でも、その列車は夜の9時40分発だから、間に合う」とか言う。「そんな! それに、昨日あたしらが来たとき、明日来いってゆーたやんか!」と怒っても、「絶対切符はあるから心配するな」の一点張り。中国人は一度言い出すと絶対に聞かない。仕方なく部屋に戻った。あーあ、こんなことなら、自分で切符買えばよかったよ。
 夜7時まで休憩して、夕食へ。理恵ちゃんのリクエストが炒飯だったから、昨日初めて行った市場に行ってみた。でも、どこも満員で、炒飯なんかを頼める雰囲気じゃない。暫くウロついて、宿の向こうにあった食堂へ行ってみることにした。
 宿の前を通りがかったすぐ後、誰かが追いかけてきた。振り向くと、列車の切符を頼んだ旅行社のねーちゃんだ。「切符を買ってきたから、今渡す」と言う。いったい何なんだ? コロコロと言うこと(すること)の変わる旅行社だな。と思いつつも、今日中に切符をもらえるのは有難いので、戻る。精算してみると、二人であと427元。手持ちのお金を数えてみると、あたしは半額分ちゃんとあったけど、理恵ちゃんがサニ族のお店で使いすぎてて足らない。不足分はあたしが立て替えたけど……残金は二人合わせて18元。夕食代、足りるかな……?
 ということで、安そうな、宿の横の市場の食堂を狙う。ちょうど露店で炒飯を食べている人を見つけ、そこで食べることにした。この露店のおじさんは、中華鍋一つ、ガスコンロ一つで何でも作ってしまう。炒飯もスープも水餃子も普通のおかずも。その手際よさを見て、とっても感動した。
 ところで、心配していたお勘定は、一人5元だった。やった、セーフだ。


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