このコーナーでは
このホームページ内で使われた言葉について
説明が必要と思われるものを取り上げて解説しています。
(充分ご存知のかたもたくさんおられるでしょうけど
あまりご存知でないかたがおられる場合もあるので、念のため)
☆説明を読みたい単語を選んでください☆
中国には、外国人が無断で入ってはいけない地区というものが設定されています。 そこをこっそりと訪問などしてしまうと、法律違反になって罰せられることになります。 予め申請すれば入れるトコと、絶対にダメなトコがあります。 | 中国人用の料金のこと。 今はありませんが、以前はホテル、列車、観光地の入場料など、外国人料金と人民料金に分かれていました。詳細は、『外国人料金』の項参照。 |
一等寝台。二段ベッドが二つの4人コンパートメントです。ドアに鍵もかけられるけど、同室にアカの他人がいる場合なんかは、それも微妙な気が……。ベッドも枕もテーブルも、二等寝台の硬臥より立派だけど、あたしは硬臥で充分かと……。どうしても硬臥が取れなかったときしか乗りません^^; |
列車に乗るときの待合室(場)。列車番号別に立て札があったりして、その後ろに並んだり座ったりして待つ。乗車時間になると、改札が開いてホームへ入れる、というしくみ。軟臥・軟座の場合は、列車番号に関係なく、普通より数段ゴージャスな専用候車室が用意されてます。 |
中国国際旅行社のこと。今はどうか知らないけど、昔は外国人旅行者が、旅行に関する各種手配でお世話になるときは、ほとんどここだった。手数料が高い上に、あまりアテにならないというウワサもあったりした。泊まっているホテルのフロントなどの方が、手数料も安くていい場合も多かったり……。 |
現在は船が変わって『新鑑真』。運賃が激安で貧乏旅行者の味方。大阪・神戸と上海を結ぶ定期船です。所要時間が48時間で二泊三日かかるため、時間のある学生しかなかなか利用できませんが。 あたしは船酔いするのに、安さに負けて、学生のうちはずっと使っていました。友達ができるし、甲板で海を眺めていると、ときどき思わぬものを見ることもできます。トビウオの群れとか、イルカの群れのジャンプとか、海坊主(としか思えなかった謎の物体)とか。帰国のときは、同室になった人たちと買ってきたものを見せ合ったり、体験談を語り合ったりして、飛行機よりずっと楽しいのです。 そういうわけで、部屋はみんなで輪になって座れる二等和室がオススメ。 |
予約用切符売り場のこと。「旅行記を読んでくださる前に」にも書いたように、この当時は外国人料金があって、それを払いたくないばかりに自力で切符売り場に並ぶことが殆どだったのです。当然、外国人用窓口ではなくて、現地の人と同じ列に並び、抜かされないように戦いながら買いました。買い終わってみると、腕に擦り傷作ってたりしましたよ。 |
絵本のようなもの。一枚のイラストの下に数行の文章が書いてあります。イラストは絵本のようにメルヘンっぽいわけではなく、とっても中国古典っぽい画風の線画です。たまに、イラストの中に吹き出しセリフもあります。 |
中国のお金の最小単位。10分=1角で、10角=1元です。 あたしが中国へ行き始めた頃は、辛うじて使用価値が残っていましたが、今では物価が上がって使いようがありません。でも、銀行で外貨を両替したときに、手に入ってしまいます。 |
今でも要るのかどうかは知りませんが、中国では穀類や穀類製品を買うときには、商品代金の他に「糧票」というチケットが必要でした。 でも、ホントは外国人は、それがなくても買えるんですよ。手に入らないんだし。なのに、ときどき糧票がないと意地でも売ってくれない店もあって。そんなときに、その様子を見ていた人が糧票を分けてくれたことが何回かありました。 |
「火車」は中国では「列車」。「站」は「駅」のことです。だから、列車の駅のこと。 中国では列車の切符は必ず日付と車次(列車番号)を指定して買わなければならず、改札時間や場所が列車ごとに決まっていて、勝手ににホームに入ることはできません。だから、乗り遅れると、切符の乗車日と車次を書き換えてもらわないとダメなんです。ちなみに、同じ車次は一日に一本しかありません。乗り遅れたら、確実に翌日以降にしか出発できなくなります。 乗り物ついでに……知ってるかたも多いと思いますが、中国では「汽車」はバスのこと、「電車」はトロリーバスのことです。 |
中国民航のこと。現在は地方ごとに分割されて、東方航空とか南方航空とか新彊航空とか雲南航空とかになってます。航空社ごとに違う搭乗記念品がもらえたりもするので、ちょっと楽しみです。 |
これが中国の標準時で、日本の一時間遅れです。でも、中国は広い。北京は東の方にあるので、烏魯木斉などの西方では時刻と太陽の位置がおかしくなっても当たり前です。。そういうわけで、一応現地用の時刻というものも存在します。ウイグル自治区などにいるときは、相手が北京時刻で言ってるのかウイグル時刻で言ってるのか確認した方がいいです。 |
列車の二等座席。名前のとおり、ホントに硬いです。背もたれが直角だし、通路まで人が溢れるくらい混雑してるし、長時間乗るとかなりツラい。でも、寝台の切符が手に入らなくて、車中泊なのにこれしか乗れないときもあるのです。あたしの硬座の最長記録は3泊4日で、到着したときには疲れすぎて妙にハイになってました。 |
モンゴル族の移動式住居として有名な羊毛のフェルトのテント。ただし、今回の日記で泊まっているのは、カザフ族のものです。 |
中国の重さの単位。250グラム。ちなみに「1斤」は500グラムで、1キログラムは「1公斤」。50グラムは「1両」と言っています。 実はグラムのことは「克」というのですが、これは量り売りなどで注文するときには殆ど使われなくて、普通は上記のように「斤」や「両」の単位で頼むようです。 |
最近は見かけるようになりましたが、昔は見かけなくて、これを買っていました。お湯で溶かすだけで甘味のあるホットミルクができて、それがまたおいしくて。栄養補給にもなると思い、愛飲していました。 |
中国では缶詰よりも瓶詰めの方が主流のようです。かなり種類が豊富で、ビワとかリンゴとかナシとかライチとか、日本ではあまり見かけないものもあります。いちばん多く見かけるのは、ミカン、パイン、モモですね。
ミカンは日本と違って「ふくろ」が付いたまま。小さい子供がヘタに剥いてグシャグシャになったヤツのように見えます……。 オヤツに、また食事代わりに、とても重宝しました。 |
列車の二等寝台のこと。三段ベッドになっていて、いちばん上はいちばん安いけど、めちゃくちや狭い。まともに起き上がれません。 普通の外国人は一等寝台の『軟臥』を使うけど、バックパッカーは旅費を安くあげたいので、『硬臥』を欲しがりました。 |
超ローカルな「鈍行」列車。長距離移動がメインになる普通の旅行者は、まず使わないでしょう。でも、あまり混んでいないし、ローカルな駅もじっくり見られるし、いいトコもあります。 |
「座席なし」のこと。中国の列車は全て指定席で、そのクセ始発駅以外では殆ど席や寝台は手に入りません。だから、途中駅から乗る場合は、列車だけを指定して座席や寝台はないという状態になります。そうなると空いた座席を見つけるか、寝台ならば列車長のところへ行って頼むかしなければ、ずーっと席がないままになるのです。 席が確保できなければ、車両と車両の継ぎ目の床とかに座り込むしかありません。お仲間はたくさんいますけどね。そのお仲間とトランプの「大富豪」をしたりして、それなりに楽しい場合もありますよ。 |
超便利な一品! 今はちょっと少なくなりましたが、列車に乗っている中国の人は殆どと言っていいくらい大きいのを持っていました。お茶を作ったり、インスタントラーメン(チキンラーメンみたいに袋入りなんだけどお湯を注げはできる)を作ったり。 中国ではたいていどこでも熱湯が手に入るので、日本から非常食用に持ってきたお湯を注げばできる食品を、これで作りました。他にも、食器代わりになったり、お風呂が断水で洗面所で髪を洗うとき濯ぎの水をかけるのに使ったり。 今でもこれは、あたしの旅の必需品です。 |
今はありませんが、以前は外国人と中国人(香港人やマカオ人なども含む)では、別料金が設定されていました。ホテルの宿泊代、列車の切符、観光地や博物館の入場料など、外国人は約二倍の料金を取られました。超有名観光地では、もっと大きい倍率のところもあったのです。 そんなことに納得できない、と思う日本人旅行者は、外見が中国人とあまり変わらないという利点を生かして、片言でも中国語ができれば中国人のふりをして列車の切符や入場券を買うことが多かったのです。ホテルは身分証明書が必要なのでパスポートを出すしかなくて無理でしたが。 外国人でも留学生は人民料金だったので、ニセの学生証なども出回っていたようです。 |
列車の切符は自力ではとても手に入りにくいし、旅行社やホテルのフロントに代行を頼むと「手数料+外国人料金+兌換券払い」というトリプル・パンチだったので、それならいっそダフ屋さんから買う方が安い……ということで、利用することもありました。値段交渉の駆け引きも、なかなか楽しかったです。ホントはいけないんでしょうけど。 今は兌換券も外国人料金もないので、おとなしく手数料を払って代行を頼んでます。 |
今では廃止されましたが、外貨を両替したものであることを示すためのお金。原則的には外国人はこれしか使えなかった。とはいえ、一般商店などでは普通の中国のお金『人民幣』を使えました。 |
両替のことではなく、兌換券と人民幣を交換すること。街中やホテル周辺などで中国人が「ハロー! チェンジ・マネー?」と声をかけてきました。兌換券に対して多いめの人民幣と交換してくれるから儲かるし、中国人になりすまして外国人料金逃れをするなら絶対に人民幣が必要なため、個人旅行者はよく利用しました。(あたしが初めて行ったときは、兌換券100元に対して最高200元の人民幣というレートでした。勿論交渉次第なんですけど)。ただし、これは違法行為で、公安に見つかるとヤバいのです。 |